イラン、ホルムズ海峡の開放宣言から一転し再封鎖を示唆
イランのホッジャトッラー・アラグチ外相は4月17日、レバノンでの停戦合意を受けて、世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を停戦期間中、すべての商船に対して「完全に開放する」とX(旧ツイッター)で発表した。この発表は、2月末の米イスラエルによるイラン攻撃開始以来続いていた事実上の封鎖を解除するもので、和平交渉への期待を高め、国際的な原油価格の急落を引き起こした。 トランプ米大統領はこの動きを歓迎し、アリゾナ州での集会で「世界にとって偉大で輝かしい日」であると支持者に語り、戦争終結の合意が間近であるとの見方を示した。しかし、アラグチ外相は同時に、米海軍によるイランの港湾封鎖が継続する場合、海峡を再び閉鎖する可能性があるとも警告しており、開放の条件付きであることを明らかにした。 事態は18日、急転する。イラン当局は前日の開放宣言から一転し、ホルムズ海峡を「厳格管理する体制に戻した」と表明した。英当局の報告によれば、イラン革命防衛隊が船舶に発砲したとされ、事実上の再封鎖に踏み切った模様だ。これにより、海峡の通過を試みたものの失敗し引き返す船舶が確認されるなど、海運の正常化への道のりは不透明さを増している。 一連の迅速な方針転換は、米イラン間の和平協議の行方を不透明にしている。停戦は4月22日に期限を迎える予定であり、ホルムズ海峡をめぐる緊張は、より広範な中東和平の行方と深く連動したままである。
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